iOS用音楽メモアプリ Track Notes をリリースいたしました。
このアプリについて、開発の背景や特徴を紹介します。
開発のきっかけ
このアプリは、音楽制作をしている妻の「Apple Musicで聴いている曲にメモを残せるアプリが欲しい」という要望から生まれました。
妻はDTMでエレクトロニック系を中心に楽曲制作をしており、制作の参考として多くの曲を聴くことがあります。それらの曲について分析した内容や気づいた点をメモし、制作時に参照していました。
しかし、汎用的なメモアプリ(Notionなど)ではApple Musicとの連携がスムーズにできず、さらに曲の特定の再生位置とメモを紐づけて管理することが難しいという課題がありました。
現在良い管理方法が見つからなかったため開発しようと思ったのが、この Track Notes です。
『Track Notes』とは?
Track Notes は、Apple Musicで聴いている曲やライブラリ内の曲に対して、感想や分析メモを残せるiOSアプリです。
特に音楽制作者や音楽を学んでいる方にとって、「この部分を参考にしたい」という重要な箇所を確実に記録できるのが大きな特徴です。
主な機能
- 再生中の曲に素早くメモを追加
思いついたタイミングで、現在再生中の曲をすぐに呼び出し、そのままメモが残せます。 - 曲の特定の再生位置に紐づくメモ
「このサウンド」「このフレーズ」といったポイントを再生位置とともに記録し、その位置から直接再生可能です。 - 効率的にアクセスできるUI
目的の曲やメモにすぐたどり着けるよう、シンプルで直感的な操作性を実現しました。制作や学習の流れを妨げずに利用できます。
想定される利用シーン
『Track Notes』は、次のような方に特におすすめです。
- 作曲家・アレンジャー・DTMユーザー
制作時に参考曲を整理し、後で効率的に振り返ることができます。 - DJや映像クリエイター
演出やBGMに使いたい曲の特徴を、すぐに記録できます。 - 音楽を学んでいる方
レッスンや自己学習で、重要なポイントを再生位置とともに保存できます。
もちろん、日常的にApple Musicで音楽を楽しむ方が、「なぜこの曲をプレイリストに入れたのか」を記録する用途にも活用できます。
今後のアップデート予定
今後は、以下のような機能追加を検討しています。
- メモのエクスポート機能
- タグによる整理機能
まだ実装時期は未定ですが、より便利にご利用いただけるよう、継続的な改良を予定しています。
まとめ
Track Notes は「Apple Musicと連携できる音楽メモアプリ」です。
音楽制作や学習の現場で役立つのはもちろん、日常のリスニング記録にも活用できます。
音楽の気づきやアイデアを確実に残すためのツールとして、ぜひ一度お試しください。


